Friday, February 13, 2009

マスタークリエイターの卵 ~ 聖ジャーメインより


By Alexandra Mahlimay and Dan Bennack
Cluj-Napoca, Romania
10.07.2008
www.joyandclarity.com

翻訳: Yumi Shigaki
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今生で敢えて自分の魂と自分を混じり合わせている時、あなたは自分についての真実を表しています。自分もまた神であることを…そしてそのように自分の人生を生きるつもりがあるということを…あなたは認めています。その時のあなたは、間違ったプライドや、スピリチュアルな優越感のどちらもなく、ただシンプルに、自分こそ自分ならではの人生の作者であり、自分がその源であるという認識を得ています。これこそ、自分のマスタリーの…そして自分の認識において大きな前進をするという宣言です。あなたがこのステップに踏み出せば、神のソースというより大きな生命の中での自分自身の意識にフォーカスを当てた個人としての自分~自分独自のユニークさがありながらも、また神であるという個としての自分を認めることになります。マインドの中でこのパラドクスを解消することこそ、マスタリーのサインです。あなたは今、神のパワーすべてが自分の内側に授けられていると理解しています。それゆえあなたは、自分が自分の現実を作り出すということを理解しているし、神がするように自分もまた現実を愛し・充分に現実を経験しようとしています。これこそマスタリーです。



- 自分のマスタリーを認識する
しかしあなたが最初に自分のマスタリーを認めた時~これまでに自分が経験してきたことすべてが自分自身の創造だとついにわかった時に何が起きるのでしょうか?喜びも悲しみもそれぞれにあなたのものだったはずです。自分で自分に浮き沈みをももたらせてきたことにもなります。他の人を責めることもできません。あなたはものごとを良くするために急いで慌しくなるのでしょうか?あなたは、自分の人生というキャンバスに自分がこれまでに書いてきたものをなぞり返したり、これまで描いてきたタッチを変えようとしたりしますか?いいえ、あなたはそうしないはずです。そのような作業も終わるのです。マスターとしてあなたはあるがままを受け入れます。それが生み出された時にあなたが得た知識や専門技術~それが、あるがままです。あなたはそれを愛し、そうして進んでいきます。あなたは新たなキャンバスに向かい始め、もう一度絵を描き始めます。しかし今度は、創造者であるあなた~あなたである創造者…という新たに見つけた認識から描くようになります。



- 意識的な創造

多くの人は、マスタークリエイターとして自分を認めることに動揺します。結局、それが無意識にひとつものを生み出します。自分がアーティストであると認めること無しに、別の自分自身の肖像を生み出そうとするわけです。そのようなイメージにあなたが欠陥をみつけても、他の誰かの仕事のせいにしてしまうこと・そうして非難することは簡単なことですから。けれども、それもまた妄想的な考えです。そうして生み出したものは意識的な創造とはまったく別物です。あなたが意識的な創造者である時、あなたは自分がアーティストであることをわかっています。自分が自分自身を表すための媒体・道具を選ぶということもわかっています。そして自分が何を創造するか/しないか…何を生み出していくか/生みださないか…何に自分をインスパイアさせるか/させないか…そうしたことを決めるのも自分だけだということを知っています。しかし、自分自身にこの認識に進みだすつもりがあっても、自分が自分自身のリアリティのマスタークリエイターであることを受け入れる…それが、自分を動揺させることもあります。



- 創造の恐れ
皮肉なことに、あなたが最初に自分のマスタリーの認識に踏み込んだ時、再び創造することを恐れがちになります。手に負えないほどの責任を感じるからです。無意識に創造するといったことや、自分が過去に作り出してきたものを好んでいなかった記憶も、まだ、あなたに残っています。しかしそれが今、あなたを妨げるものとなっているのです。あなたがアーティストなら、自分の道具さえ不快に感じるようになるかもしれません。自分の絵筆は以前よりは馴染みのないものに感じられるかもしれません。以前に使っていた色は、今の自分には不快な色に思えるかもしれません。まっさらのキャンバスは、あなたの表現を掻き立てるよりもむしろ、あなたを締め出しているように思えるかもしれません。キャンバスはまっしろでまったくの空白なので、そこに何もみつけることができないし、そこから何も知ることができないと思えるかもしれません。そうしてあなたはジレンマにとらわれ、より多くを自分が感じることをブロックしてしまいます。あなたには、このような覚えがありませんか?あなたはこのような感覚を知ってはいませんか?それであなたは何をするつもりですか?おそらく、あなたは自分が想像したようなマスターではないでしょう。いずれにせよこの道を進んでいけば、あなたにそれがわかる前、に創造することができない自分自身を確認することになるでしょう。「私にはツールも媒体も、描くだけの才能もないもの。何故悩まなきゃならないの?たぶん、すべきことは逃げることよ。逃げたって誰も気づきはしないもの」…そうしてあなたは逃げようとします。しかしこの種の逃避は、まったく悲しいことであり、まったく不必要なことです。他に方法があるからです。



- ミケランジェロ
ミケランジェロをよくご存知かもしれませんが、彼は。大理石に人物像を見事に彫刻するため、その時代ばかりか現代でさえ非常に有名です。彼は自分が芸術・創作のマスターでした。彼は幼少期にそのことを既にわかっていました。1500年代の初め、ミケランジェロはローマ法王の命によりシスティナ礼拝堂の天井画を描くよう求められました。それは完成させるまでに4年をかけるプロジェクトでした。30歳にも満たない彼はそれが自分にできるか心配し・悩みました。そのプロジェクトを引き受けたくないと彼は最初から法王に告げていました。ミケランジェロは自分が彫刻のマスターであるということを知っていたのですが、自分自身を画家とは本当に思っていなかったからです。彼は若き日に画家としての教育を受け、一日中スケッチをしていましたが、彼はハンマーや鑿と同じように筆や絵の具に信頼を置くことができませんでした。ミケランジェロはまた依頼の背後にある動機についても懸念していました。彼の失敗を見るためにローマ法王が彼のライバルを励ましていると疑いもしました。彼のお気に入りではない道具と媒体(湿った石膏)を使ってなされるその仕事のスケールはとてつもないものでした。けれども、不安や自己疑念があったにもかかわらずミケランジェロはその仕事を引き受けました。その結果、西洋の芸術史の中でも最高の作品のひとつが生み出されることになりました。もちろんその仕事の途中にはたくさんの克服すべき障害がありました。描くための足場の設計や、カビに耐える石膏の開発、天井の遥か下に置かれた色彩スケールを天井近くからもわかるようにしなければなりませんでしたし、聖書のテーマの華やかさ・ドラマを伝えるだけの筆致を自分で生み出す必要性もありました。けれども彼はこのすべてを完璧なマスタリーで成しえたのです。



- あなたは自己認識のマスターです
あなたもミケランジェロのように自分のマスタリーの高水準に達しました。あなたは自己認識のマスターです。自己認識とは、あなたもまた神であるということを知っていることです。そしてセルフマスタリーは、そのようにあなたが自分の人生を生きることを意味します。またセルフマスタリーは、あなたが創造の本質を理解し、創造において神と自分との協力を認めることも意味します。あなたは意識的にであれ・無意識にであれ、自分のマインドに保っている信念から創造が生じるということをわかっています。そして神のソース~より大きなあなたは、自分が経験することを求めたものを自分にもたらしたいという願望にそって、それを組み立てなおします。あなたは自分が創造したリアリティを自分が選んだ形で経験する自由があります。しかし、あなたが自己認識をマスターしていれば、自分のハートにある愛によって、自分のマインドにある思考が導かれ、そうしてあなたは自分が創造するものすべてに一貫した神性の経験をしていくことになります。



- キャンバスの前のマスター
ミケランジェロのように、創造的な可能性のチャレンジを感じるとき、あなたには意識的な創造者として自分にできることの大きさ・範囲があります。新しくみつけたマスタリーの認識でもってあなたは、馴染みのないテリトリーに押し込まれていると、おそらく今、感じていることでしょう。そこは、未知あるいは可能性が確認されていない領域です。あなたはこれまでに出くわしたことがないほど巨大な何かの前に立っている自分に気づきます。しかし、これも自然なことなのです。認識において大きな進歩は、新しい・不慣れな機会を伴うことがよくあります。ですから、それを恐れないでください。そう、あなたは自分に馴染んだ道具を持たないアーティストのように自分を感じるかもしれません。けれども、今、まったく違った何かを生み出す機会をあなたは持っているということを知っておいてください。それは、新しい創造の媒体で自分の知識・技術・マスタリーを組み合わせてつくる何かです。そして、あなたを混乱させているのも、馴染みのない何かの感覚です。今まであなたは自分が馴染んだツールで自分の人生を創造してきました。自分という者に対する誤った認識と、感情的なドラマに浮き沈みするということが、あなたに馴染んだツールでした。けれどもあなたの努力はマスタリーを得るという結果になりました。にもかかわらず、おそらくあなたは、今、満足をしてはいないでしょう。



- 静かにして 内側に向かう
あなたが何者なのか…それを思い出す時間をすぐに取ってください。あなたはそれを既に思い出しているのですから。静かにして内側に向かってください。そして少なくとも信頼をもってして再び何を創造すべきか…その場をみつけてください。まったく新しい方向で再び始まるこの機会を、あなたはどうするつもりですか?自分自身に問いかけてください。鑿の代わりに絵筆を手渡され、医師を削る代わりに絵を描くように言われたミケランジェロは何をしましたか?彼は自暴自棄になりましたか?彼はパニックに陥りましたか?「なにひとつ馴染んだものはない。だから私にできることは何もない。私はもはやマスターであってはならない。」…彼はこのように考えましたか? もちろん、そうではありませんでした。彼は自分のマスタリーの明細表を取り出して、自分の能力は自分の道具ではなく自分の知識にあるのだということを認めました。だからこそ彼の創造力は、たった一つではなく複数の技術を用いて様々な方法で表現することができたのです。彼のマスタリーは彼が好んだ大理石の彫刻でなくても消えることはありませんでした。彼はまだ以前のように形やシンメトリーを思い描くこともできました。彼の遠近感の掴み方も何ら変わることもありませんでした。そして彼の色と影の認識も損なわれることはありませんでした。そう、何も変わりませんでした。彼はマスタークリエイターだったからです。彼は自分の状況が変化したことに自分の知識を適用することができました。そして彼に提供されたより発展的な媒体を彼は受け入れ、新たにされたインスピレーションで再び創造することが彼にはできたのです。彼はマスタークリエイターでした。そして、あなたもそうです。



- 新しい世界でのインスピレーション
あなたが自分のマスタリーを受け入れていれば…そして自分の創造能力は、自分が以前に経験したことすべてを超えるものであると理解していれば…あなたはその後、二度と創造を恐れたりはしません。あなたは自分の神性のビジョンを保ち、それを自分自身のものとし、深く吸い込んでその命を呼び覚まします。あなたは絵筆を絵の具で満たし、線を辿り、あなたならではのキャンバス中に絵筆を走らせ始めるでしょう。あなたは、これまでに自分が持っていたもの・かつては自分がそうありたいと望んだもの…それらと自分自身を比較することやめ、本当の自分の新たな表現を誕生させます。あなたはメンタルなレベルで安心を感じるようになるでしょう。自分の予想ではなく自分の直観力に自分が導かれていることをわかるようになるからです。そしてあなたはセルフジャッジメント,自己批判から解放され、感情的なレベルでも安心を感じるようになります。あなたは新しい世界~ものごとが容易に流れる世界…生得権によって表現の自由のある世界に自分が入っていることを認めます。そうしてあなたの創造が自分の目の前に完璧・完全にあるとき、あなたは自分がしたことに驚くことになるでしょう。あなたは無垢の目~愛のまなざしで新しい自分を見つめ、その新しい自分にインスピレーションと生命を与えたのは自分だということをほとんど認知できないかもしれません。あなたは「この驚きを作ったのも私なの?」と問いさえするかもしれません。そしてあなたが自分に授ける答えは「そう、そのとおり」となるでしょう。なぜならあなたは本当にマスタークリエイターだからです。

以上はアレックスとダンの新しい本「新しい世界の目覚め」からの抜粋です。詳細はこちらをご覧ください。http://joyandclaritystore.blogspot.com/

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