Wednesday, May 18, 2011

「恥ずかしさ、気の咎め、そしてお金」~聖ジャーメインのチャネリング


「恥ずかしさ、気の咎め、そしてお金」~聖ジャーメインのチャネリング
By Alexandra Mahlimay and Dan Bennack
8.4.2008
www.joyandclarity.com

翻訳: Yumi Shigaki
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「私は人生の大半、お金と財源の問題を抱えています。もっとはっきり言えば金融機関との問題を抱えてきています。これが、ストレスや恐れ,深刻な無力感で私の人生を満たしています。私はもう、ゲームをしたくありません。それをリリースして自由になりたいです。どうかこのゲーム~私が金融機関としている“やりとり”やその形式の幻想をリリースする手助けをしてください。私は、恐れや無力さではなく、パワフルさや自由,豊かさを感じたいのです。よろしくお願いします。」

(この質問とそれへのセッションは、クライアントの承諾のもとで公開されています。)


親愛なる友よ。物事はあなたがイメージしているほど悪くはありません。私たちは、無力感を感じながら金融機関を恐れて生きているあなたの部分を見てみるつもりです。けれどもまずは、ちょっとレビューをしてみる必要があります。あなたにはそれがご自分の質問から脱線しているように感じるかもしれませんが、レビューをしたらあなたの問いに戻るつもりです。


◇サブパーソナリティとエゴ

大半の人は自分の人格(パーソナリティ)に濃密な一体感を持ち、魂やゴッドセルフといった自分という存在のハイヤーアスペクト(もっと高い側面)とはあまり一体感を持たない…ということをどうか、思い出してください。人間の人格やエゴは、たくさんのサブパーソナリティから形作られています。あなたもそうです。そうしたサブパーソナリティのいくつかが重要な役割を演じます。その間、他のサブパーソナリティはあまり重要のものにはならなくなります。どんなサブパーソナリティが重要になるか~その組み合わせ,重要度は、自分の置かれている状況や自分が関わる人々次第になります。

たとえば、家で子供たちと一緒に過ごしている母親は、自分自身を頻繁に“面倒を見る人”という役割と同一視することがありえます。けれども、彼女が芸術大学に通っていた期間に形成された“自由な精神”のサブパーソナリティが時として表れてくることもあるでしょう。また、管理職にいる人が仕事中、“養育者”のサブパーソナリティを抑えることもあるでしょう。彼は、彼の同僚がそうした彼の側面を、この競い合うようなビジネスの風潮では弱みとなる兆候だとみなすことを恐れての振る舞いです。しかし毎晩、家に帰ると彼は、愛情をこめて温室のランの世話をするために“リーダー”の見せかけを脱ぎ捨てるかもしれません。

サブパーソナリティとは、一種の“心理的な対処”のメカニズムです。それはエゴと同じで“本当のあなた”ではありません。エゴは、間違ったアイデンティティに愛着を持っている状態にあります。そしてエゴは、「自分には欠陥がある。」という思い込みに基づいてもいます。エゴとは、「自分は神からも他の人たちからも拒絶され,愛されておらず,必要ともされていない。だから、護られもせずに危険に曝されていて、脅かされている。」という間違った思い込みを具体化するあなたなのです。つまり、エゴとそのサブパーソナリティが、あなたの心理的なアイデンティティとなっているわけです。そしてそれは、愛のまなざしから本当に見るというよりもむしろ、恐れのまなざしから世界を認識しています。


◇サブパーソナリティを生み出す

エゴは、いくつかの優勢なサブパーソナリティと、2,3のマイナーなサブパーソナリティから成り立っています。それぞれのサブパーソナリティは、ストレスが高まった時~あなたが恥ずかしく思ったり,気が咎めたり,罪の意識を感じたその瞬間に…あるいは、認められたり,確認できたりすることを必要する常駐的なニーズや満たされていないままになっている愛がハイライトされたその瞬間に…エゴによってつくられたものです。

あなたのエゴ,そしてそのサブパーソナリティは、あなたが「愛されていない。」と感じたまさにその最初の時間から、形成され始めます。多くの人の場合、それは幼少期のことになります。おそらくあなたもそうでしょう。その時、あなたは愛の流れを妨げたことに対する責任を受け容れるアイデンティティ(サブパーソナリティ)を持ちました。そうしてそれ(愛の流れ)を修復しようとしました。愛の流れの崩壊は、ご自分の両親か、あなたが信頼しているほかの誰かとの間に起きたことかもしれません。その時にあなたは、恥ずかしさや、気の咎め,罪の意識を初めて経験しました。

このようなサブパーソナリティは、それが生じたその瞬間には役立つものになるかもしれません。それがあなたを安心させるため、ストレスの強い状況下でも安心感を取り戻す助けになるからです。しかし、サブパーソナリティが強化されれば、それはすぐにご自分の一部となることができてしまいます。どのようにしてそうなるのでしょう?

あなたが怯えていると感じるたびに…あなたが欠乏感や敵意,非難を感じるたびに…あなたが「無数の脅威の可能性が外界から自分を攻撃している。」と感じるたびに…あなたのエゴは、それに対処することをサブパーソナリティに求めます。あなたが「脅威がそこにある。」と認識している限り、あなたはマスクのようにそのサブパーソナリティをつけていることになります。あなたがそのマスクになってしまうまで…。


◇エゴがあなたに提供するもの

あなたを怖がらせるものが何であろうと…あなたを脅かすものが何であろうと…あるいは、不足しているとみなされるものが何であろうと…エゴとそのサブパーソナリティは、そうしたものからあなたを守ろうとします。それは、「あなたがチャレンジしている間、あなたが身体的,感情的,心理的に生き残っていられるよう支援する。」と約束します。そして「その恐れからあなたを救いだす。」と言います。けれどもそれは、まず最初に「世界とは恐ろしいところである。」という前提をたてて、そうして「あなたは危険に曝されている。」ということをあなたに納得させようとしているのです。しかしそのような前提・仮定は、“本当のあなたという者”に関しても…“リアリティというものの本来の姿”からしても…間違ったものです。

では、あなたのお金に対する懸念について話を戻しましょう。


◇金融機関への恐れ

あなたは金融機関への負債とその義務に直面して、恐ろしくなること,ご自分の人生に対する“コントロールの欠如”を感じることを学んできました。このようなレッスンがあるのは、あなた,そしてあなたのような多くの人たちにとって、“お金を持つということが、価値のあることを示す尺度”になっているからです。しかし、価値のあることとは、金銭的なものではなく、自己信頼(自分の価値を認めること)です。これは、あなたの金銭的な価値についてのことではなく、ご自分の価値を認めることについてのレッスンなのです。あなたは…もっとはっきりと言えば、そのような奮闘をするためにあなたが呼び出しているサブパーソナリティは…あなたがこのことを理解するまで、金融機関と格闘し続けることになるでしょう。そうしてあなたは、そのために苦しむことになります。価値のあるソースからの確証を求め続けながらも、恐れ続けるという状態も続くでしょう。

友よ。あなたは「私は愛される存在なの?」という、あなたの内側にある葛藤を投影しているのです。あなたは「私に価値はあるの?」という葛藤を金貸しや借金取りたちの世界に投影しては、その問題に関する何らかの確かな結論を得ることができるよう、調べているのです。それであなたは、どんな結論を下すことになりますか?


◇恥ずかしさ、気の咎め、お金、そして価値のあるもの 

あなたは金融機関と意見を対立させているご自分に気づくたびに、お金(あるいはお金の不足)とご自分の価値とを同等視するサブパーソナリティを活発に働かせることでご自分を補強します。あなたがその戦いとの一体感を持っている限り、自分を愛するということも…ご自分に回復させるべきご自分自身の確証はあなたにある金銭的な価値ではないということも…あなたにはわからないでしょう。

あなたがここでしていることは、ご自分の内側にある葛藤を外側~ご自分の経済的な状況に投影しているということです。あなたは、“自分というものを確認すること”を意識的に取り組むことについて恐れているがため、そうしているのかもしれません。そうでなければ、自分を愛することを否定された古傷にご自分のハートをさらすことが怖いのかもしれません。

しかし、事情がどうであれ、あなた方のエゴにある側面すべてと同じように、あなたの金融機関に対する恐れの出所もまた、あなたがご自身についてのお持ちの思い込みのコアにまで遡ることができます。それは、ご自分が愛されていないと感じ、それが真実だと思い込むようになってしまった最初の瞬間にまで遡ることができます。あなたの完全性と価値が疑われて、あなたがそれに対して恥ずかしさを感じ、そうしてそれがためにご自分自身を咎めた時にまで…。

そのご自分自身についての誤った認識を、一度あなたが真実だと受け容れてしまえば、まるで病気が蔓延するかのように、疑いや恐れ,ご自分の状況をコントロールする力の欠如が広がっていくことを可能にさせてしまいます。そうしてそれが、不安を感じるあなたの部分に影響を及ぼすことも可能にしてしまいます。そしてあなたは、その誤った認識に、“ご自分がリアリティを経験するパターン”となる権利を授けます。リアリティにはもちろん、お金の価値や自分の価値というものの経験も含まれています。

しかしあなたは今、「私はそれ(金融機関との対立)を十分にやってきた。」と言っています。あなたは「金融機関としてきた幻想のゲームを終えたい。」と言っています。私は「ブラボー!」と言いましょう。あなたは「私は、そういう幻想がもはや自分にとってリアルなものなのかどうかを問うために、こんなストレスでいっぱいの状況を生きてきた。」と言っています。私は「それはいいね。」と言いましょう。

でもまずは、あなたがあなた自身としている幻想のゲームを終えましょう。まずは、あなたの自己価値(ご自分に対する信頼)を賛美しましょう。その後に、お金とあなたとの関係がどのように変化するかを見てください。


◇幻想の終わり 
ご自分の人生を支配してきた幻想の終わりをあなたが要求したことで、あなたは新しい意識に踏み込んでいくことになります。あなたはご自分のエゴに負わされた捻じ曲げや誤認を穏やかに正す自己認識に馴染んでいくようになっていくことでしょう。この幅広い認識をご自分で引き受ける際に、あなたはまた、ご自分の紛いなき本物たるセルフ~ご自分の魂とブレンドされたセルフである“新しいあなた”と整列するようにもなっていくでしょう。“新しいあなた”には、ご自分の魂の望みを表現することができます。その認識は真実と整列したものなので、あなたは物事をクリアに見るようになります。また、あなたには物事がはっきりとわかるため、ご自分の魂がご自分の経験の作者であるということをあなたは認めるようになります。そうしてあなたは、自由になり,自立します。あなたには、ご自分の魂からの呼びかけに応じるエネルギーを使って、容易にご自分の人生をクリエイトすることができるようになります。


◇新しい意識レベルに踏み込む 
では、どのようにしてこの新しい意識に踏み込むのでしょう?その“新しいあなた”に…。まず最初にあなたがすべきことは、ご自分自身とも,世界とも,戦うことを止めるということです。あなたは幻想と格闘することを止め、ご自分の持つ恐れや誤った認識を手放すことになります。そうしたものと戦っていたところで、そうしたものをご自分の心の中でリアルなものにするだけだからです。あなたはその循環から完全に抜け出さねばなりません。

あなたには、「私は完全だし、完全に愛されているし、完全に価値があるし、完璧だ。」といったシンプルな宣言をすることで、ご自分の葛藤を終えることができます。その後に、ご自分に対する確信すべてを持ったまま、その真実を生きてください。そうすることであなたには、ご自分の外側での戦いはご自分の内側にある葛藤を映し出していただけだったということがわかるようになるでしょう。そうしてあなたは、「自分のリアリティにあった本当の性質は、自分が抱えていた恐れの総和とは違うものだった。」ということもわかるようになるでしょう。

あなたが新しい意識に完全に踏み込めば、あなたの恐れや無力感,失望感といったもの~そして、「まだまだダメだ。そのままの私が愛されたり評価されたりするには、私はまだまだ十分じゃないし、まだまだ完璧じゃないし、まだまだスマートじゃない。」といった思い込みも消えていくでしょう。そのようなものはどれも重要なものではありません。唯一、本当に大切になることは、あなたが“ご自分の内側でわかっていること”を信頼するということです。本当のあなたという者を知っているあなたの部分を信頼してください。「それを自分に許したい。」というあなたの意欲が、それを生じさせます。それは、ご自分の肩から覆いを滑り落ちさせるのと同じくらい簡単なことになるはずです。そう、それはそれと同じくらいシンプルなことなのです。

ご自分への愛が復活した世界へと踏む込むことに対する意欲さえあれば、ご自分の認識をシフトさせることがあなたには、できます。ですから、あなたはこれにおいて十分にサポートされているということを、どうか忘れないでいてください。あなたは心から愛されています。

聖ジャーメイン,そしてあなたの天使たちのチーム

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