Tuesday, May 4, 2010

スピリチュアルな慢心~それであるもの,それがすること - 聖ジャーメイン


スピリチュアルな慢心~それであるもの,それがすること
聖ジャーメイン
By Alexandra Mahlimay and Dan Bennack
Cluj-Napoca, Romania
4.4.2010
www.joyandclarity.com

翻訳: Yumi Shigaki
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(これは私たちの毎月のチャネリング放送での質問に聖ジャーメインが答えたものです。)
http://joyandclarity.blogspot.com/2010/02/monthly-channeling-broadcast.html

視聴者より(要約);私は人生で経験したいこと・創造したいことを選ぶことができる時に本当の自由がやって来ていると感じます。それは私が望むこと何でもできる時です。けれどもあまりにたくさんの自由は困難につながりはしないでしょうか。一例として慢心はどうでしょうか。自由,選択そして慢心についてのお考えをお聞かせください。


聖ジャーメイン;面白い質問ですね。あなたはここで選択の自由について尋ねています。私の簡単な答えはこうなります。「自由と共に選択の余地が来ます。そしてその選択にあなたはご自分の自由を見出します。」

えぇ。選択の自由にはとても素晴らしい何かがあります。けれども、選択の自由にはとても誘惑的な何かもあります。とりわけ、望むことを何でもすることができるという経験に対してあなたの準備ができていない場合には…。

それから、あなたはこうした困難のひとつに然るべき名前をつけましたね。そう、慢心と呼ばれるものです。スピリチュアルな慢心とは何でしょう。では、特定の種類の慢心についてお話させてください。えぇ、スピリチュアルな慢心についてお話しましょう。

あなたはこれまでにスピリチュアルな慢心の強い人に会ったことがありますか?ひとりやふたりご存知であるほうに賭けましょう。

人が自分のスピリチュアルな成果に対して過度な自負を持っている時、スピリチュアルな慢心が強くなります。そうして自分の周りの者たちにそれを印象付けるか、あるいは彼らを操るためにその慢心を用います。そのようなことが、今日の地球で他の者たちをリードするであろう大勢のヒューマンエンジェルたちの“後光”を曇らせてきました。

スピリチュアルな慢心には影響力もあります。スピリチュアルに慢心している人が、そのような愚かなことから自分自身を解放することがどれほど難しいことか、考えてみてください。途方もない仕事になります。自分の神性を思い出すのとは逆に旅することになるわけですから、スピリチュアルな経路にいる多くの人たちにとって、スピリチュアルな慢心は躓く障害物になります。



◆スピリチュアルな慢心の愚かさ

慢心は本当に罠です。その理由をご説明しましょう。スピリチュアルな経路にいる人は道に沿って進歩することによって、時折、より高い認識のありさまに移っている自分に気づきます。しかし、そうした経験に魅了されたり固執した場合、そこにスピリチュアルな慢心という問題が生じてきます。スピリチュアルな慢心はそうした人たちの幾らかを「これは素晴らしいすごい経験だ。私はこの経験をしたのだから他の人たちよりもずっと進んでいる。」と信じ込むように誘います。もちろんそれは馬鹿げたことです。ここで実際に起きていることは、神の記憶の体験とまだ完全に再統合されていないエゴが彼らをトリックにかけている…ということです。

愚かな例を挙げて説明させてください。エゴをローカルな学校の先生だとしましょう。そしてあなたを言われたことは何でもただ信じてしまう素朴な生徒だとしましょう。先生は「私のスピリチュアルな経験とは…(以後空白)」という未完成の文章の続きを黒板に書くよう…そして先生の言うとおりに書いて完了させるよう…あなたに促します。それは次のような文章です。「一週間のうちのどんな日だって、あなたの経験よりもいい。なのになぜ私にそのことを話させないの?」 その後、先生はあなたを家まで送ります。そして、この愚かな声明をあなたの家族,友人,隣人たちに繰り返し言い続けさせます。「自分が何について話しているかをあなたは確実にわかっているし、あなたは私たち(家族など)を聖地へと導かなければならないんだね。」と彼らが確信するか、あるいは、「あなたはまったく正気じゃない。」と確信するまで…。 そうして間違った預言者が誕生します。

友よ。このことを知っていてください。エゴはあなたのものを何でも掴んで、それ自身の目的のためにねじります。エゴはあなたやあなたの周りの人たちがあなたの神性に確実に無知なままでいるのを好みます。では何故エゴは、あなたの周りの人たち誰よりもあなたがより優れていて、彼らにそのように認められる価値があると思っているのでしょう。エゴの居場所と重要性が世界の中で不確かだからです。それが、エゴを誇大な自慢へと特に向かわせるわけです。このスピリチュアルなバラエティショーは殊のほか厄介です。あなたに関して本当に重要なことにおいて~例えばあなたの神性の真実などにおいては、エゴは決して正真正銘のプライドを持つことはできません。なぜならエゴはその真実に対するあなたの無知から生まれたものだからです。そしてこれが、慢心へと私たちを引き戻すわけです。

スピリチュアルな慢心とは、あなたの神性に対してエゴが下した評価以上の何物でもありません。しかしその評価も誤りのある認識です。それは、あなたが本当にしてはいない時に「あなたは既にそれをした」とあなたやあなたの周りの人たちに言うことで、あなたがご自分の神性を本当に覚えていないようにするための別の方法なのです。しかしエゴは「『それがそうなんだ。そのとおりなんだ。』と人を十分に言い聞かせることができれば、それは確実に真実とならなければならなくなる。」とあなたに語ることで、こうした作り話を受け容れるようあなたを促します。

しかし、これこそがスピリチュアルな慢心の罠なのです。スピリチュアルな経路で他の人たちを導く人たちにとっても、自分自身が導かれることを許す人々にとっても、これは大きな問題です。ですから明白にするために私は同じことを繰り返し申し上げましょう。「自由と共に選択の余地が来ます。そしてその選択にあなたはご自分の自由を見出します。」

親愛なる友よ。このことを知っておいてください。あなたが本当に自由である時、あなたはご自分の経験を賢く選ぶことでしょう。まさにあなたの魂がそうするように…。その時、スピリチュアルな慢心が入り込む余地はまったくありません。ご自分の人生,ご自分の人間関係,あるいはあなたにとって大切なことをどうすべきか…あなたのその決定は、あなたの魂の選択~地球上の人間としてその神聖を体現するにはどうすることがベストなのかという選択と調和したものになります。そうして、あなたに関しての“人間的であること”と“神聖であること”が整列した調和の中で、あなたは自由の本当の意味を理解していくようになります。人間としてのあなたにとっての自由の本当の意味は、あなたを“本当のあなたという者”を忘れてしまっているありさまからあなた自身を解放します。それは、あなたの神性に関して闇の中にあなたを留め続けさせる~エゴの働きによる自己破壊的な行為からあなた自身を解放します。

このことを知っておいてください。あなたが“あなたという者~本当のあなた”についてエゴに歪められてきた認識をあなたの神性の意識的な理解に再統合することで、あなたはご自分がするすべてにおいて自由と目的を見出すことになるということを…。そしてもっと大切なことをあなたは理解することになります。ご自分のスピリチュアルな認識を成長させるということは他の人より優れているとか、他の人より先を進んでいるといったこととは無関係だということをあなたは理解するようになるのです。その理解が、すべての人間と同等の関係にあなたを置き、日常的に謙遜を実践するよう求めることになります。この種の謙遜は、示しとなって導き教えることをあなたに求めます。それは、派手さやショーマン精神からではなく、人間という人生を生きているありさまを他の人たちに見せ、神聖な認識で行動することは彼ら(他の人たち)にも可能なことだと示すことをあなたに求めるわけです。

思い出してください。謙遜は、あなたの神性の素晴らしさを否定することも、おどおどとして生きることも、あなたに求めないということを…。あなたの神性は壮大です。あなたがそれによってインスパイアされていると感じる時、あなたは壮大です。謙遜はただ、誤ったプライド,エゴなしにご自分の人生を生きることをあなたに求めているのです。



◆洞察力の必要性

あなたがエゴの慢心からご自分を自由にすることができれば、その後のあなたは、ご自分が他の人よりも霊的に優れていると感じることも、他の人よりも先を進んでいると感じることも、「この人たちのためにだから…」と他の人たちにあなたの高い観点を押し付ける必要性を感じることもありません。競争を持ちかけようとしている人たちのメッセージにそそのかされることも、この種の慢心を売り込むこともありません。

今日のこの話に関しては多くの洞察が必要とされます。しかし、自分の神性を思い出すための帰路を誰もが見つける必要があるということにあなたは気づくことでしょう。そしてあなたは、誰かがあなたを尋ねてきた時はいつでも、丁寧で適切な方法で彼らを助けたくなることでしょう。

友よ。今ここに出席している人たち、そして後々にこれを読む人たち皆に代わってこの質問をしてくれたことに感謝します。



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